脱・孤独感プロジェクト

虚無感・孤独感との付き合い方/向き合い方/抜け方

「うつ」の人にも必要な”思いやり”

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先日、うつを少し患っている友だちとご飯に行く予定だったのだけど、待ち合わせ場所を決めるためのメッセージに対する返信がなく、結局待ち合わせ時間を30分過ぎた頃に「発熱したから行けなくなった」とようやく返事が来た。


「うつ」の人は頑張ってはいけない、気を遣い過ぎてはいけないと言われるし、実際にもそうだと感じる。


僕自身も20数年前にうつになり苦しんだ経験があるので、それも人一倍理解している。


ただし、いくら鬱だからとはいえ、こうした思い遣りの無さを放置し続けていると、余計に悪化していくものでもあるので、敢えて苦言を呈することにする。


「うつ」などの神経症、他にも不安神経症だの強迫神経症だの、色々あるけれど、神経症に共通しているのは

”自身の悩みにあまりにも心を囚われてしまっている”

ということ。

自分はこんなにも苦しい
自分はこんなにもツライ

だから何も出来ないし、する気力も生まれないし、人にも気を遣えない。

言い方を変えると、自分の悩みにしか関心のない状態。

そして、負のスパイラルをしばらく続けることになりがち。


では、この負のスパイラルから抜け出すには何が必要か?

 

それは

自分の悩みにしか向かっていないエネルギーを外に向かわせること

執着に費やしているエネルギーの矛先を違う方向へ向けること


失恋の深い傷みを癒すのは、新しい恋愛をするのが最も効果的なのと同じ。

 

 

私が20数年前に酷いうつ状態に陥ったにもかかわらず、比較的短時間で社会復帰できたのは、こうした考えに触れることが出来たから。

 

 そのキッカケをつくってくれたのは、母が買ってきたこの本を読んでから

 

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

 

 

 

 この森田療法(森田行動療法)というのは

「悩みなんか無くならないし、悩んでいてツライものは仕方ないので、そうした悩みを抱えながらも生産的に日々を過ごそうではありませんか?」

というもの。

要は、悩みに向かっているエネルギーを、生産的活動に向けていきましょう、という行動療法です。


私がこの考えに触れてから始めたことは

・周りをよく見ること
・身体を動かすこと

この2つです。

 

状態がかなり酷かったにもかかわらず、バイトも休まず、ただバイトに行くだけではなく、健全だった頃以上に周りで起こっていることを意識してよく観察するようになりました。


ただ観察するだけではなく、必要な対処もしっかりやる。放っておくとズルズルまた負のスパイラルに突入していくので、ここは相当意識的に、わざとらしいくらいのレベルでやっていました。


そして、毎日3km前後のランニング。
(うつだと動けないことも多いけど、一日の中にも好不調の波があり、ある程度動けるときに行くだけ)

 

でも、こんなことをほんの2~3か月続けていただけですが、この森田療法を専門でやっている病院に初めて通ったその日に、お医者さんの一言が腹落ちして、そこから劇的に快方へ向かっていったのです。

 

だから、冒頭で紹介したドタキャン連絡なしの人も、自分が苦しいことにばかりエネルギーを費やしていないで、もう少しそのエネルギーを人に対しての気遣いに費やせれば、また状況は変わっていくかもしれないのに、と思っています。


「うつ」になってしまった人も、うつになる前にそれなりに人に気遣いをしていたことでしょう。

 

しかし、その気遣いのモチベーションは

「人に嫌われたくない」

だったのではないでしょうか?

相手のためではなく。

 

だから苦しむことになる。

純粋に人に向けた愛情・思い遣りが原因で、そこまで疲弊するケースは少ないはず。 

 

だから、うつに苦しんでいる人は、苦しみへの囚われに費やし続けているそのエネルギーを、人への思い遣りへと矛先を変えてみる


ということを、少しトライしてみてもいいのではないでしょうか?

 

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