Life Integration Coaching Lab.

仕事と生活/バラバラなキャリア/バラバラな心身という「人生迷路」な人の道を見つけるライフコーチング

異文化コミュニケーションが難しい、言語以外の最大の理由

異文化コミニケーションは一般的に難しいと言われてますよね。その理由として、言語の違い、文化の違い、価値観の違い、などが挙げられます。

 

パッと思いつく原因としたらこのあたりなのかなぁと思いますが、実はこの3つの影に隠れて1番難しいかなと思われるものがあります。上記の難しさすべてに絡んでくるものと言えるもの。

 

それは

言葉に対する定義の違い

です。

 

この言葉の持つ定義の違いというのは、基本的には国と国や文化によっても異なりますが、これは同じ民族であっても、人によっても異なります。

 

例えば「難しい」と言う言葉1つ例に挙げてみると、

 

我々日本人の場合、例えば、「企画を実現させるのは難しい」といった形で”難しい”と言う言葉を使う場合の意味合いは、多くの人にとって、”この企画を実現することは不可能に近い”、もしくは”この企画を実現することは不可能だ”、または、”この企画はやりたくない”と言う意味になるはず。

 

ただし、他の言語の場合、例えば英語の「Difficult」の場合、言葉の定義を100%、90%、80%などの高い確率で実現するというわけでは無いものの、少ない確率40%、30%、20%、10%などの少ない確率とは、言え可能性を持っていると言う前向きな捉え方をする人が、日本人よりも多く存在することでしょう。

 

また、私が現在住んでいる中国を例に挙げるとすると、我々日本人と、中国人は時間の流れている感覚がそもそも違うので時間や数量などに対する認識も違います。

 

例えば待ち合わせをしている場合、日本人にとっての「すぐ」というのは、だいたい5分以内には到着する感覚ですが、中国人の場合はもう少し範囲が広い。5分とは言わずに10分や15分、場合によっては30分くらいみた方が良いことも。

 

 他にも、「仕事ができる」と言う言葉が意味するところはあなたにとっては何でしょう?

 

日本人の場合は、仕事ができる人と言うのは大体においてコミニケーション能力が高い相手の立場をさしながら相手の立場を言われなくても察することができるとか、仕事が正確で速いとか、そういった意味合いがかなり強いと思われます。

 

これが中国の場合はどうかと言うと、正確さよりもとにかく速いとか、とにかくお金を稼ぐ力が強いと優秀という評価をもらいやすい。



そして、この言葉の定義の違い、これ、実は、同じ文化を持った同士でもそれぞれ異なる定義を持って日常的に使っています。

 

私の例を1つ挙げてみますと、

 

私は先日、ある方に「メンタルが弱い」と言われました。確かに思い当たる節はありますが、私のことをメンタルが強いと言う評価をする人も実はとても多いです。

 

ただし、なぜ私がメンタルが弱いその方は私のことを表したのかと言うと、その方にとっての「メンタルの強さ」を定義している条件を、私は満たしていないからに過ぎません。

 

広辞苑の中における強いと言う言葉の意味や強さと言う言葉の意味を表すものは確実に存在しますが各人によってその言葉が持つ意味は自分が育ってきた背景の中で多様な定義を持つに至っているはずです。

 

私を弱いと評する方にとっての「メンタルが強い」と言う言葉の意味は、恐らく

  • 決める力が強い
  • 突破力がある
  • 追い込まれてから力を発揮できる

といった強さを重視する傾向が強いのかもしれません。

 

それに対して、私を強いと評する方にとっての「メンタルが強い」と言う言葉の定義は、

  • 解決したい問題を無理に解決しようとせず抱え続けられる
  • 現実を直視できる
  • 多くを失ってもまた普通にやり直せるリセット力

こういったことを強さとして重視している傾向があります。


両者とも、これらすべてを強いと言う言葉の意味として捉えているはずですが、重視しているものに違いがあると言う事だけですね。このように同じ言葉でそれなりに意味を同じように使っているものでも、その言葉が内包している意味の中で重視しているものも、かなり個々人によって違いがあります。

 

ちなみに、大辞泉で「強い」という形容詞の意味を調べてみると

1.力や技がすぐれていて他に負けない。「腕力が―・い」「―・いチーム」。

健康である。心身が丈夫である。「―・い子に育つ」「胃腸が―・い」。

物事に屈しない精神力がある。少しのことでは参らない。ひるまない。「気の―・い人」「―・い信念」「見かけよりしんが―・い」。

環境や条件に屈しない。物事に耐える力がある。「熱に―・い材質」「不況に―・い業種」「兄は酒に―・い」

程度や度合いが大きい、また、はなはだしい。「風が―・く吹く」「真夏の―・い日ざし」「―・い酒」「度の―・い眼鏡」「責任感が―・い」「関心が―・い」

ゆるみがない。かたい。「ねじを―・く締める」「手を―・く握る」

断固としている。きびしい。「―・い口調」「―・く𠮟る」

はっきりしている。明確である。「―・い線の文字」「コントラストが―・い」

得意とする。「数字に―・い」

 

この中で、どれがあなたの中で重視している強さですか?

そんなことを時折振り返ってみてください。

それが自己認識の強化や深みにつながります。

 

 

そして、こうした違いは日常的に頻繁に使っている言葉ほど個々人の定義に差があります。

 

この記事では「難しい」「強い」「すぐ」という言葉について触れましたが、他にも

幸せとは?

本気とは?

誠実さとは?

優しさとは?


などなど、いくらでも定義が曖昧な言葉はあります。

 

ですから会社におけるチームビルディングや会社間もしくは部門間におけるチームビルディングやミーティングの際に、この、よく使いがちな言葉の定義について話し合ってみる機会を作ったら面白いと思います。

 

それぞれの人が自分がどんなことを重視しているのかもしくは自分の周りの人たちはどんなことを重視しているということが良実にわかるはずです。

 

ぜひ機会を作って話し合ってみてください。

 

こうして考えてみると、異文化コミュニケーションというのは、何も国・言語・民族が異なる人たちとのコミュニケーションに限らず、同じ国・民族の人同士のコミュニケーションも立派な

 

異文化コミュニケーションであることがわかります。

 

 


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