バラバラなキャリアの統合/パラレルキャリア研究室

興味対象が多すぎる、器用貧乏、ゼネラリストなど、色々出来るのに専門家として見られないコンプレックスを持つ人のためのキャリア術・処世術

天職は、ひとつじゃない

こんにちは。

パラレルキャリアコーチの平林孝之です。


今回のテーマは

『天職はたぶん、ひとつじゃない』

です。

 

『「天職」はひとつしかない』と思っている人って、たぶん多いはずです。

僕自身がかつてそうでしたから。いつ頃から天職探し・自分探しをはじめたのか、というと、やはり大学4年の頃、就活の頃でした。1996年が僕の就活の年だったので、今から23年前のことです。

今でこそ”就活に必要なのは自己分析”などということは当たり前になっていますが、当時はまだ珍しかった考え方だったかもしれません。

こうした自己分析の重要性を当時、最初に謳っていたのはこの本だったと記憶しています。故・杉村太郎氏の「絶対内定」シリーズ。

絶対内定2020 自己分析とキャリアデザインの描き方

絶対内定2020 自己分析とキャリアデザインの描き方

 

 

この本に啓蒙されて、僕も自己分析・天職さがしを始めました。その自己分析・天職探しの過程で導き出された当時の結論が”音楽業界で働く・レコード会社で働く”ことだったのです。そして、運良く大手レコード会社に就職することが出来ました。

ですが、大きな会社でもあり、自分の力不足もあり、当初望んでいたような仕事には就けないまま5年半で退職。その後、一度その夢に見切りをつけ、新たな天職さがしをしなおすことにしました。

しかし…

まぁ、みつからない

 

 

その後、興味をもって「これは天職かもしれない」と一生懸命学んでいたこと、取り組んでいたことって、実はいくつもありました。

 

DVDの仕入れの仕事は天職に近いと思えましたし

段を取った合気道の道場を開くことにも興味ありましたし

治療家・ヒーラーとして研鑽していたこともあります。

 

どれも大して儲かりそうのないものではありますが(笑)、やっていてとても意義を感じるものでもありました。やっていたときはとても熱心で、朝起きてから夜寝るまでそのことばかり考えていましたし、それでいて苦痛でもなんでもない。どうすればもっと成果を出せるか、もっと上手くなるのか、ひたすら向上を追い求めていました。

にもかかわらず、こうした熱心さが報われることもなく、途中、いくつかの事情が発生し、続けられなくなっていったのです。

こうして続けられなくなっていく度に、「これも天職じゃなかったのか…」と感じてたものですが、実はそれらは全て今の仕事には活かされています。

今、僕は主にプロコーチとしての活動をしていて、個人向けのコーチング、グループコーチング、中国語コーチング、研修講師などで生計を立てていますが、コーチングのアプローチとして、上述の合気道で身につけた心身統一法、身体を使った感情コントロール法、集中力やリラックス法なども時に使いますし、ヒーラー修行をしていたときの知見からクライアントさんの心身の状態を判断することも多々あります。

僕にとって、そうしたコーチングは、これまで行ってきた多くの仕事の中でも、最も天職に近いものである、と言えます。

これもひとつのキャリアインテグレーションです。


他にも例を挙げると、プロスポーツ選手などは、そのスポーツに人生を捧げて天職として取り組んでいる人が圧倒的に多いはずです。

でも、ゴルフやボウリングなどの、高齢になってからでも出来るスポーツを除いて、その競技人生はどれも比較的短めです。

では、その競技人生を終えたプロ選手たちが、その天職を終えたからといって人生が寂れていくのでしょうか?

引退後は指導者としてコーチや監督になったり、メディアの解説者になったり、または全く違う仕事に就いたり様々ですが、それなりに新しい仕事に大してやり甲斐をもっている人は多いはずです。少なくとも、会社にしがみついているしか能の無いサラリーマンと違って、新しい仕事にも熱心に取り組んでいる人は多い。第2の天職と思いながら新しい仕事をしているのではないでしょうか。

そんな彼らに対して、華やかな舞台から降りて後は人生下り坂なだけの哀れな人たち、と思う人はまずいないですよね?


だから、「天職は、ひとつじゃない」んです。

今の仕事が将来の天職と思える仕事に繋がっていくかもしれませんし、全く違う新しい天職を見つけることだってあります。

今の仕事は「天職じゃない」と思いながらも

致命的な不満があるわけでもなく
自分が人の役に立ててると感じることができて
かつ、人から感謝されることがあるのであれば

それは既に立派な

天職です。


焦らずに気長にいきましょう。そして
今の仕事に一生懸命取り組んでみましょう。

どんな仕事でも、一生懸命取り組んだことの無い人が天職にたどり着ける可能性はまずありませんから。

 


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