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それ、ホントに、好きですか?

自分がそれまで「これは好きだ」と思ってきたことが、実は間違いだった…ということに気付いてしまった一件があった。

僕は大学を卒業する年から、ほぼ毎年海外旅行をどこかのタイミングでしていた。お金をあまりかけない、いわゆるバックパッカー旅行。

 

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最後にバックパッカーとして旅行したのは、2000年の夏にアイルランドに行ったのが最後。その後は、日本と中国の往復。その間一度、バックパッカーではなく家族でアメリカに旅行したことがあるだけ。

だから、かれこれ18年ほどそうした旅から遠ざかってしまっていることになる。行けなくなった理由としては、育児や車のローン、自己研鑚にお金を使っていていたため、旅行に回せるお金が無かったからだ。しかし、その気になれば、どこかで行けたはず。

でも、行かなかった。

SNSが流行り始めて、友だちのタイムラインには、海外旅行の楽しそうな写真がいっぱいアップされていて、それらを見る度に、「いいなぁ」とうらやましく思っていた。

かつては、毎年バックパッカーとして海外を見てきた身。だから、自分も同じように旅行したいなぁ…とずっと思っていた。

そんな折、知人がFacebookでの投稿で

『使えるお金が増えて、何か変わったことはありますか?とよく聞かれるのだけど、特に何も変わっていない。今でもやっていることは、お金に困っていたときからやっている。』

という内容を書き込んでいるのを目にして、真っ先に浮かんだのが「自分にとっての海外旅行」だった。

だから、自分なりに、自分にとっての海外旅行というものを改めて考えなおしてみることにした。「好きなはずの海外旅行を、なぜしなくなったのか?」と

考えなおした結果を前もって言ってしまうと、

「僕は海外旅行が決して好きなわけではない」

という結論が出た。ただし、”好きではない”のは条件付きだけど


何で好きではないのか?理由は実はたくさんある。

  • そもそも飛行機が苦手
  • 枕変わると眠りが浅くなり疲れやすい
  • 時差に適応するのに少し時間がかかる
  • 短時間・短期間であちこち廻るのが好きじゃない
  • 帰国後の疲労回復に2日ほど必要


ようするに、海外旅行にいっても、具合悪くなって帰ってくるだけだった。リフレッシュするどころの話ではない。だから、北京に来てからというもの、僕はさらに日本と北京の往復しかしなくなった。

でも、好きじゃないのは1週間~10日前後での短期間での旅行であって、3週間以上かけられて、1~2都市しか廻らないような忙しくない滞在の場合はその限りではなく、やはり好きなはず。というのも、いる間に体調を整えて動くことが出来るから。

今のところ、バックパッカーとしての最後の旅行となっているアイルランド紀行の、最後6日間のダブリンでの滞在も、ホテルではなく大学の寮に泊まっていたこともあり、朝は学食で食事、その後はジムで汗をかき、昼も学食で食事した後は適当に目的もなく街をぶらぶらしているか、カフェで読書、夜は舞台を観に行くか、パブでビール飲んでいた。

これはもはや旅行ではなく、生活。その前のあちこち観光地めぐりをしていたときよりも、半分生活化していたこのときの方が圧倒的に楽しかった。僕はこのように、海外で生活するのは好きだけど、短期間での旅行はそれほど好きではない人間なのだ。(この話を人にすると、「何しに行ったんだ、お前は」と言われるんだけど)

逆に、旅行は好きだけど住むのはイヤ、っていう人もかなり多いはず。

 

では、なぜ海外旅行は好きだという自己暗示を長年かけていたのか?

  • ファッションとして捉えていた
  • 日常からの現実逃避
  • 周囲から良い意味で面白いヤツだと思ってもらえる

こんなところだろうか。


これは僕自身の一例だけど、ホントは好きではないにもかかわらず、「これが好き」だという自己暗示にかかっている人は多い。


その代表的な例は

 『みんな褒めてくれるから好き』というもの。

ホントは好きではないのだけど、得意なことで、承認欲求を満たしてくれるから好きというもの。ホントに好きなもの・ことって承認されなくても好きだから。得意だけど好きではないことを続けていると、何より疲れる。好きでもないことなのに人からは物凄く頼られるし。そのまま”第一人者”などになろうものなら、人生に失望してしまいがち。本来の自分と、周囲からの期待のギャップに苦しむ。


あとは、

 『周りが好きだから、自分も好きということにしておく』というもの。

ファッション、映画、ドラマ、音楽など、流行りモノは割りとこうなってしまう傾向が強い。好き嫌いとかではなく、社会的に重要視されている価値観なんかを意識的に重要視してしまっている場合も同じ。自分でわかっててやっているなら健全だけど、暗示が強くかかってしまっていると、それが解けるのに少し時間がかかってしまうかもしれない。

 

他には、

 『現実逃避できる』もの

お酒・タバコなどの嗜好物がその代表的な例だけど、嗜好物に限らず、やりたいからやるのではなく、やらないと不安だからやってしまうこと。勉強などの自己研鑚といったことも、これに該当しているだろうか。多いですよね、セミナージプシー・気付きジプシー・感動ジプシーとか。

 

こうして例を挙げてしまうと、僕の「海外旅行が好き」というカモフラージュは、上記3つのうち、2つを満たしていますね。


「みんなほめてくれるから好き」=ファッションとして捉えている/ 周囲から良い意味で面白いヤツだと思ってもらえる

「現実逃避できるもの」=日常からの現実逃避

 


こうして言ってしまうと、まるで全てを否定してしまっているようにみえてしまうけど、それは違う。


というのも、人間ってなかなか自分の本音には辿りつけない生き物で、こうした経験を通して、その”苦しさ”を体験しないと、ホントに自分が欲しがっているもの・ことに辿りつけない。


だから、機会があれば、自分が今、好きでやっていると思ってことを、一度疑ってみてほしい。


『これ、ホントに、好きなのか?』


この問いを自分にすることによって、ラクになれることって、たくさんあるので。

 

 

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記事を書いた人>

平林孝之 メンタルコーチ 大卒後、12年間音楽コンテンツ業界を経験した後、”ブレイブボード”を全国ヒット商品にしたスタッフの一人となる。北京に来てからは欧州系IT企業にてプロジェクト管理、ビジネスコンサルの営業職を経て創業。自身の過去の波乱な体験や、自身の国際結婚などの難しさからコミュニケーション・心理学を学び始め、プロコーチに。また、全て実務経験を伴った”MBA”状態のためビジネスコーチングが得意。合氣道などで学んだ身体からのアプローチによるリーダーシップ開発も行なっている。独学ながら中国語ビジネスレベル。中国日本商会・北京日本倶楽部・政府機関等での講演実績。米国NLP協会認定コーチ・トラストコーチング認定プロフェッショナルコーチ・心身統一合氣道初段

 

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