孤独から自由になるリーダーシップ

ひとりぼっちになりがちな人のためのココロとカラダのつくり方

物質依存と感情の関係

こんにちは!平林孝之です。

本日は「依存と感情の関係について」ということで、自分自身の喫煙習慣と禁煙についてお話します。

私は16歳の頃にタバコを吸い始めてから37歳で北京に移り住むまで、基本的にヘビースモーカーでした。

その21年間で止めていた時期もあります。23歳の頃に重度の精神疾患躁うつ病などで通院していた半年間と、合氣道を学び始めて間もない3ヶ月間ほどの期間。後は娘が生まれる半年前~娘が1歳になるまでの期間。とは言いながらも合計でも3年くらいでしかないですけどね。

北京に来る前もヘビースモーカーでしたが、来る少し前から睡眠障害を何とかするために禁煙し始めたのをキッカケに、その後も約5年間ほど基本的に吸わずにいました。

そしてこの5年間では、酒の席ではタバコを吸ったとしても、その後もまたヘビースモーカーに戻ることはなく、完全にニコチン依存をコントロール化においていました。

それがここ2年半はまたヘビースモーカーに逆戻り。

それまでコントロール出来ていたものが、なぜ急にまたコントロール出来ないものになってしまったのでしょう?


その答えを自分は明確に知っています。それは

さみしさです。


上記でも記していますが、娘が誕生する半年前から1歳の誕生日を迎えるまでと、北京に来てからの5年間はニコチン依存では無かったんです。そしてこの期間というのは

娘の近くにいて幸せを感じていた時期でもあります。

娘の近くにいること自体は良かったのですが、おまけで余計なモノ(中方の義父母)までくっついてきている状況。その状況に対して急に「オレは一体こんなところで何をやっているんだろう?何でこんな不本意な状況に甘んじている必要があるんだ?」という疑問が湧いてくるようになり、その他矢継ぎ早に湧いてきた想いも手伝って、そのまま家を出ることに。

自分にとってそもそもタバコというものは

”世の中に対する「やってられない感」の象徴”

ですから、欠乏感が露わになってくるとついつい吸いたくなるもの。

16歳でタバコを始めたときもこの「やってられない感」が強くて常習化してしまいましたが、再び襲ってきたこの強烈な「やってられない感」のために、それまでの5年間で身についていたコントロールも完全に失われていました。

それからの2年半は再びスモーカーに戻ってしまい、公私ともに”やってられんなぁ~”という状況ではあったものの、ある禁煙セラピー本を読んでから考えが一変します。それがこの下の本です。 

頑張らずにスッパリやめられる禁煙

頑張らずにスッパリやめられる禁煙

 

 

これまでストレス解消のつもりで喫煙していたものの、この本を1/3ほど読み進めただけで

「タバコを吸ったところでストレス解消にはならない。禁断症状を緩和することしかできない」

ということが肚に落ちたのです。それからもう2ヶ月以上経過していますが、1本も吸わずに過ごしています。


そしてこの2ヶ月ではそれまでとどう変わったのか?というと、大きくは2点。

  1. 身体が軽くなったので運動する機会が増えた。結果、日々好きなものを食べているにもかかわらず、体重4kg減、体脂肪率3%

  2. 活動が増えた。喫煙の時間や場所を探す時間に費やしていた時間を他のことに費やせるようになった。

 
当たり前の話ですが、日常生活は非常に改善されています。健康的だし気分もいい。


ただ、私がタバコに関して健康問題以上に問題視しているのは吸う動機です。

楽しくて吸うのではなく、私のようにさみしさを紛らわす依存的なタバコというのは、自分のことを傷つけます。

そもそも依存(中毒)というのはタバコに限らず、アルコールでもドラッグでも買い物でもギャンブルでも仕事でも

全てはさみしさに端を発している
要は誰かと繋がっていたいんですね。
もしくは誰かに自分をわかってほしい。
依存の対象はその代替物でしかない。

 

この事実は実験でも証明されていることです。

spotlight-media.jp



だから、ただやめるだけではダメ。
その根本にある感情をクリアにしないと
どんなに自分を傷つけても繰り返す羽目になりがち。

中毒というのは身体の物質に対する依存以上に
感情的に生まれてしまう側面も極めて大きい。

そのため、本来取るべきスタンスは、さみしさを嗜好物によって紛らわすのではなく

さみしさを味わうこと
味わい切ること

それによってかなり痛いこともありますが、そうしないといつまで経っても感情が解消されていかないため、その後も常に潜在的なさみしさが付き纏います。

この潜在的なさみしさが解消されない限り、仮に誰かと繋がれたとしても、今度はその相手に対して依存するようになり、果ては相手が疲れてしまい、分かれることになりがち。そしてまた他の依存先を探しはじめる。

こうした悪循環を断つためには、今、無意識に依存してしまっている対象を断った上で感情を味わう必要がある。


ただ・・・

1回や5回程度の禁煙でうまくいくとは思わない方がいいですよ。私も軽く30回くらいはトライしていますから。いや、、、50回くらい?

 

うーん、忘れた。。。


たった数回やってうまくいかなかったからって「自分は意志の弱いダメ人間」と思うのはハッキリ言って


10年早いんだよ、ボケっ!って感じです。


で、こういうことを言うと「依存は良くない」という解釈になるはずですが、それも実は違います。

「お願い」「助けて」と言える相手がいることは素晴らしいことですし、リーダーシップの必須条件でもあります。


※薬物依存は「人に依存できない病」とは専門家も断言しています。

www.buzzfeed.com



まずいのは、自分でコントロールできないような依存状態。それは言い換えると

”良好な人間関係に必要な間合いを失っている状態”

だから、問題アリなんです。間合いを失っている相手と付き合いを持ち続けるのはかなりシンドイ。従って、いずれウザがられます。


というわけで、中毒はただやめれば良いというものではないし、やめられたとしてもその奥にある感情を何とかクリアしない限り、対象が他のものに変わってしまうだけ、ということは知っておいてください。

 

 

<この記事を書いた人>

平林孝之 エグゼクティブコーチ 大卒後、12年間音楽コンテンツ業界を経験した後、”ブレイブボード”を全国ヒット商品にしたスタッフの一人となる。北京に来てからは欧州系IT企業にてプロジェクト管理、ビジネスコンサルの営業職を経て創業。発達障害双極性障害など自身の過去の波乱な体験や、自身の国際結婚などの難しさからコミュニケーション・心理学を学び始め、プロコーチに。また、全て実務経験を伴った”MBA”状態のためビジネスコーチングが得意。合氣道などで学んだ身体からのアプローチによるリーダーシップ開発も行なっている。独学ながら中国語ビジネスレベル。中国日本商会・北京日本倶楽部・政府機関等での講演実績。米国NLP協会認定コーチ・心身統一合氣道初段

 

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