Life Integration Coaching Lab.

仕事と生活/バラバラなキャリア/バラバラな心身という「人生迷路」な人の道を見つけるライフコーチング

パラレルキャリアとは?

 

1. パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアとは、同時並行的な形で、複数の仕事を遂行していく形の働き方です。日本語だと「複業」という表現があります。「副業」も広義の意味として「複業」に含まれますが、「副業」はあくまで本業ありきの仕事。それに対して「複業」はいずれの仕事も本業になりうるというのが特徴です。

また、仕事に限らず、ボランティアやNPOに参加したり、音楽や芸術などの創作活動に精を出すことも含まれるでしょう。私の場合、5年ほど前から音楽活動でヴォーカリストをしていて、よくあちこちの北京の日中友好系のイベントから招聘を受けていて、セミナー開催と異なり直接仕事につながる機会は決して多くないものの、多くの人に認知して頂けるキッカケになっています。

 <2015年4月 北京発展大廈イベントに招聘されたときの模様>

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一言で言うのであれば、自身の多様性の発揮です。これからのセルフブランディングにおいては、専門性と並んで重要な概念になっていくはずです。

ホリエモンは「多動力」という本を出版し、ベストセラーになりましたが、これもパラレルキャリアのことを言っていますね。 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

この中で彼もこう言っています。

一つのことをコツコツとやる時代は終わった

 

私自身、現在いくつもの仕事を掛け持ちしています

  • プロコーチ/コーチング型研修の講師(自営)
  • パートナー中国企業のビジネスマッチングのコーディネート(業務委託)
  • 国語学習トレーナー兼新商品開発のプロマネ(非雇用)

これらに加えて、今年から外国人声優としてオーディオボイスやラジオドラマなどの仕事が入ってくる予定です。(中止の可能性もありますが<笑>)
 

2. パラレルキャリアの働き方

パラレルキャリアの働き方はいくつかあります。


2-1. 複数の企業で就労する。

複数の会社と契約社員として働く方法。この場合は一般的に日毎に就業する会社を変えていることでしょう。”今日はコールセンターで働き、明日は営業代行”、このような形です。私も一時期、ある日は中国企業に出勤し、他の日で自営業といった働き方もしていました。

 

2-2. 自営業をベースに複数の仕事を掛け持ちする。

自分で事業を立ち上げながら、他にも他社の業務委託や他の会社と雇用契約を結んで同時に業務を遂行する形です。私は現在、この形を採用しています。具体的には上述のようなスタイルです。

 

2-3. 会社員をベースに複数の仕事を掛け持ちする。

これは、正社員・もしくは契約社員として、一つの会社に日々フルタイムで出勤しながら、出勤時間以外に自分の仕事をこなしていく形です。個人投資家、プロブロガーやアフィリエイターなどは、まずはこうした安定収入のある状態から自分の仕事をスタートさせているケースが多い。趣味から始めた芸術活動や創作活動を副業としている場合もこの形から入っているケースが多いです。



3. パラレルキャリアが必要な理由

私自身、パラレルキャリアの実践者として、こうしたことを始めたのにはいくつか理由がありますが、実践者は大方以下の理由から始めています。

3-1. 収入が足りない

一番の理由はここです。プロのコーチの9割以上は飯が食えないと言われていて、実際に私もコーチングだけでご飯を食べていくのはまだ厳しかったので、自分のスキルでお金に変えられるものは何でもやるというつもりで何でもやっていたら、いつの間にかパラレルキャリアになっていました。でも、今はいずれもやりがいがあり、どれも長く続けていきたいと思っています。

自営業を始めたてだったり、フルタイムで働いていても給料が極端に低い会社で就労していてお金が足りない、という場合は当然他に収入の手段を求める必要性が生じてきます。

3-2. 本業(勤め先)が不安定

昨今のめまぐるしいビジネス環境の変化もあり、企業にとって一瞬先は闇です。そして、会社員をしている自分自身の身も危うい。いつリストラされるかもわからない。大企業にいても決して安全ではない。こんな状況では、会社にいても安泰ではないから何かしら他に収入確保の手段をつくりたくなるのは当然です。

3-3. 他にやりたいことがある

今の会社勤めも悪くはないけど、他にやりたいことがある。例えば料理を人に教えたいとか、作家になりたいとか、音楽活動したいとか、お金にはならないけど何かしら社会貢献したいとか、安定した収入を確保しながら自分の興味を追求していきたい、というケースは多いはずです。

3-4. 多様性

インターネット環境の発達により、仕事は何も会社に行かずともこなせるようになったため、働き方も限定されなくなりましたし、自宅やカフェ、旅先からもどこでもいつでも仕事が可能になったために、育児しながら・介護しながら・旅行しながら仕事も続けられるようになっています。こうした自由度の高さがパラレルキャリアの実践をハードルの低いものにしました。私もそのうち、少しの期間(1ヶ月~2ヶ月程度)を旅行しながらリモートワークしてみようと思っています。

また、SNSや動画配信などを通して、大手メディアの力を借りずとも有名人になりやすくなりましたし、有名人とまでいかずとも、個人として仕事を受けやすくもなりました。

 

4. パラレルキャリアのメリット

私自身、パラレルキャリアを実際にやってみて良かったと感じたことがいくつかあります。

4-1. 収入が増えた

非雇用の仕事である程度毎月の安定収入を得ながらも、不定期で他の仕事による収入を得られるようになったため、不定期収入が全てボーナス的なものになっています。その結果、人間って不思議なもので、ある程度得られるようになると、「もっとやってやろう!」と思えるようになります。無いときは「もうこれでしばらく仕方ないのかな…」と受け入れてしまいがちなのですが。


4-2. 全般的にスキルが上がる

自分が使ってきたスキルのみならず、環境が広がっている分、新しいことに触れる機会も増えるため、自然とスキルが上がります。また、非常にやることが多いため、これをどのように捌いていくのか、という思考も絶えず働くようになり、結果タイムマネジメントのスキルも上がります。

45歳とすっかり中年になった今でも、新しいITツールを駆使しながら時代に即した働き方も出来るようになっています。


4-3. 人脈が広がる

複数の事業を手がけるということは、それだけ関わる人も増えます。1つの会社で1つの仕事だけしかしていなければ、その分のかかわりしか生まれませんが、3つの事業を同時にこなしていれば3社分のかかわりが出来ます。

仕事に限らず、文化活動的な武器を持っていれば、その活動を通して知り合い・人脈を増やすことも出来ます。

私の北京での日本人の知り合いや友だちの半分以上はもしかしたら人前で歌を歌い続けたことで作れたのかもしれません。


4-4. 社員が辞めなくなるかも?

これは私の経験ではありませんが、私が以前、就職活動をしていたときに重要視していたのは「副業可能」であることです。

本業の会社が色々手厚く、インセンティブも豪勢に!というのであればまだしも、今どきなかなか本業だけで満足の得られる収入を手にするのも大変かもしれません。

就労時間外の活動には口出しせず、自由にさせてくれる会社というのは、それだけで印象がアップする可能性もあります。少なくとも私の場合は好印象です。

 

5. まとめ

パラレルキャリアの唯一のデメリットは、仕事が増えすぎたら一人では対応しきれなくなる分量になる可能性があることくらいです。

しかし、そこまで忙しくなるのであれば、収入も大幅に増えていて直接利益に関係ないことは外注したり、アシスタントや社員を雇う資金が生まれているはずです。

実際にやってみるとわかりますが、パラレルキャリアは忙しくて大変かもしれませんが、生活にメチャクチャ張りが出ますし、自分に誇りが持てるようにもなります。

また、専門家であれば「◯◯といえば◯◯さん」というブランディングになりますが、パラレルキャリアでは、個人名だけで周囲の認知が高まります。

個人が会社名よりも全然認知度が高い状態というのも非常に楽しいものです。

ですから、是非、このスタイルを目指してみてください。

 


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キャリアの統合(キャリアインテグレーション)とは?

 

こんにちは!

パラレルキャリアコーチの平林孝之です。 


このブログは主に

  • キャリアの統合(キャリアインテグレーション)
  • パラレルキャリア

をテーマに記事を更新していきますが、本日はまず「キャリアの統合(キャリアインテグレーション)」についてお話します。

 

1. キャリアの統合(キャリアインテグレーション)とは?

「キャリアを統合する」ってあまり聞き慣れない言葉ですよね?たまーにこうした言葉を使う人もいるのかもしれませんが、この言葉は「一見するとキャリアにまとまりがない、一貫性が無い」人しか使いません。


とっても簡単に説明すると、このブログのタイトルにもある通り「バラバラなキャリアをひとつにまとめ上げる」ないし「一貫性のあるものにまとめてあげる」ということを意味しています。

このブログは、このテーマに即した内容をアップデートしていきます。

なぜ、このテーマにしたのか?というと、私自身、全くもって何屋なんだかわからないキャリアをこの20年以上歩んできたからに他ありません。

私の職歴の変遷をざっと記すと

【外国語学部英語学科を卒業】
     ↓
【大手レコード会社に就職】(5年半)
     ↓
【暗黒時代(たった2年でで5社経験)】
     ↓
【CD/DVD卸業者本部バイヤー】(4年半)
     ↓
【輸入玩具の新規事業・販路開拓】(1年半)
     ↓
【北京のドイツ系IT企業でPM】(3年)
     ↓
【北京のビジネスコンサルで営業】(2年半)
     ↓
【北京でコーチングビジネス起業】(3年前から現在)


こんな感じなので、「何屋さんだかわからない」と言われることもあります。


こうした一見、バラバラに見えるキャリアを一貫性のあるものに統合していき、行き当たりばったりのキャリアではなく

「しっかり一本筋の通ったものにしていきましょう。」ということを、これから訴えていきます。ですが、これからは一つのことをコツコツ続けるようにしましょう、ということを言いたいのではなく、あくまでもあなたはあなたのままで、転職や転業、副業や複業などもしながら、そうした自分に誇りを持ち、かつ人にも説明しやすく語れるようになっていきましょう、ということです。

 

 

2. 世間は天職ブーム

世間は天職ブームです。それに天職を見つけた人はやはり外から見る限りとてもエネルギッシュで輝いて見えます。脇目もくれずに自分の使命に邁進する姿はやはり美しい。それも確かです。ですから


「天職さえ見つかれば私は幸せになれるはず」

と思ってしまうことでしょう。

わかります。現に私もそうでした。自分だけの使命をみつけて、心の底から尽きることなく溢れ出るエネルギーを原動力として仕事に邁進していければ、悩むこともなく、やる気の問題にも苛まれることなく、自分が望む成功に近づけるのではないかと。


とはいえ、世の中の多くの人にとって、なかなかそうした天職を見つけるのは難しいのではないでしょうか。そのため、とりあえずマシに思える仕事を探して就業している。これが現実でしょう。そして、マシに思える仕事に就きながらも


「ホントは自分にとってはもっと素晴らしい仕事があるのではないか・・・」


と何となく感じながら、今の仕事にもあまり全力を注げずに何となく日々が過ぎていく。

なぜこうした考えになるのか?それは

”自分の夢や自己実現を職業ベースで考えている”

からではないでしょうか?これは、小さな頃の「大きくなったら何になりたい?」と大人からよく聞かれることに原因があるのかもしれません。

こう聞かれると子どもは大方とりあえず「プロ野球選手」「宇宙飛行士」「おまわりさん」といった”職業ベース”で答えます。今だったら「YouTuber」などもありますよね。

ですが、職業ってあくまで手段です。自己実現のための手段。そして時代の変化、技術の革新などによってもどんどん世の中に必要とされる職業も変化していきます。私が小さい頃によく見かけた駅の改札のキップ切りのおじさんは、地方はわかりませんが、都会ではまず見かけることがなくなりました。

ですから、職業的にやりたいことも大事ですが、最も大事なのは生き方・あり方のデザインであり、理念のデザインです。これは時代の流れや技術革新に振り回されることはありません。

 

 

3. スペシャリストが優遇される社会

社会が”スペシャリスト”を優遇していることも、職業ベースによる天職探しブームを増長しているともいえるでしょう。

スペシャリストとして一つのことを長く続けていると、そのわかりやすさや豊富な実績からヘッドハントも受けやすいですし、年収も上げやすい。それとは対照的に、転業などを繰り返していると、毎回未経験者・初心者からのスタートとなり、転職の際にもよくて前職と同程度の給与提示、最悪は前職以下の年収になってしまいます。

こうしたことから、今やっている専門職以上にやってみたいことがホントはあるはずなのに、今の仕事・今の職種をずっと続けてしまっている人も多いのではないでしょうか。

日本なんかまだマシで、私が現在居住している中国やアメリカなどの先進国では、大学での専攻と結びついた仕事に就くのが当たり前の世界です。

だからといって、30代後半を過ぎたら自分のそれ以降も数十年は続いていくかもしれない人生を諦めてしまって良いのでしょうか?それで良いわけないですよね?

 

4. ゼネラリスト・何でも屋・転職多数は不利?

大手企業に長年勤めていると、ゼネラリスト的なキャリアを積んでしまっている人は多い。その結果、自社内でしか通用しないスキルしか身につけられず転職市場で全く相手にされない人も多い、という話はよく聞きます。


また、日本企業の多くは育成願望が強いせいもあり、35歳を過ぎると転職が難しくなりがちです。

こうした背景から、ゼネラリストや就社件数が多い人にとっての転職市場での可能性は狭まるのは確かでしょう。とはいえ、仕事が全然見つからないかといえば、決してそうではありません。私は実際に35歳を過ぎてから3回転職しています。今は私も既に45歳ですが、まだ会社でのフルタイムでの仕事を探そうと思えば、余裕で見つけることが出来ます。

仕事というのは、あるところにはあるものです。ただし、視野が狭いとなかなか見つかりません。それに、会社でのサラリーマンとしての仕事を探すだけではなく、自分で仕事を作り出す・創業・起業という考えも、これからはある程度必要でしょう。

ゼネラリストには、会社運営に一通り必要なことをある程度経験している場合もあり、もしかしたら、起業してからもしばらくスタッフを雇う必要もなく運営できてしまう可能性だってあります。

私は上述のように多数の転職を重ねてきた人間ですが、その中でも数回に渡り人事異動もあり、会社運営に必要な業務を営業系・コンテンツ制作系・宣伝販促・管理系と大方実務を通して経験してきているので自分でもある程度できますし、各業種その道のプロの方々とお話を進める際にも、専門家の方々が何を言っているのかがよくわかります。

こうしたスキルは、資金にゆとりがなくあまり外注することが出来ない創業時期においては非常に有効です。

 

5. 自分が持つリソースの素晴らしさに気付く

 世間の風潮がスペシャリストに有利であるため、自分の専門性の希薄さに焦りを感じてしまう人は多いことでしょう。


ですが、多種多様な経験を積むことによって、各分野の通訳者になれる、という利点もあり、この利点は多数にまたがる部署や会社が一緒になって取り組むようなプロジェクトマネジメントにおいては大きな武器となりえます。

それに、何回も初心者を経験してきていると、知らぬ間に学習能力が高くなっているかもしれません。新しいことを効率よく学習できる術を身に着けているかもしれません。変化がとても激しく、激流のような現代において、この能力はとても貴重なものと言えるでしょう。

また、環境適応能力も相当高くないとゼネラリストは務まりません。

それに、ゼネラリストには、スペシャリストには無い視点があります。部外者の視点というのは、物事の解決には欠かせないものでもあります。私はコーチングを学んでいて、有料セッションでもある程度実績を持っていますが、コーチングがクライアントにとっての問題解決に有効なのは、クライアントにはない視点を持っているからです。

スペシャリストの専門性にゼネラリストとしての視点を加えて、物事の解決にどんどん貢献していきましょう。

上述のように

・各職種/各業種の通訳力
・高い学習能力
・高い適応能力
・柔軟な視点

こうしたリソースがあなたに眠っていることに気付き、どんどん発揮していってください。

 

6. まとめ

こうして「バラバラなキャリアを統合する」ことや「パラレルキャリア」をメインテーマとしてコンテンツをアップデートしていきますが、私自身もまだまだ道半ばで、このテーマがこれからどのように展開していくのかは不明です。

ですが、私自身がかつて10数年以上に渡り、悩みに悩み続けたことに対する一つの答えとして、このテーマをこれからどんどん追求していき、同じようなことに悩んでいる人の助けとなることを願います。

 


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平林 孝之  (@MHeartstrings) | Twitter

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